九州・沖縄 地方
地方
57 軒
341 種
3,670 件
¥900
¥1,980
出典: 価格・在庫は楽天市場・Yahoo!ショッピングの商品情報( 取得、毎日更新)。産地の区分は都道府県と市区町村、GI は国税庁「酒類の地理的表示一覧」。蔵元の所在地は公式サイトと各県酒造組合の資料。
九州・沖縄は、焼酎と泡盛の文化が根付く一方、佐賀や福岡など北部を中心に清酒も造られてきた地方です。温暖な気候と軟水を生かし、米の旨味をふくよかに感じさせる酒質が育っています。
九州・沖縄の酒は全国と比べて華やかが多く(50%、全国 41%)、辛口は少なめ(33%、全国 41%)。甘辛と味わいの傾向
甘辛と味わいの傾向 在庫の商品の印の割合。主な産地・全国と比べて
| 印 | 九州・沖縄 | 全国 |
|---|---|---|
| 辛口(日本酒度 +3.5 以上か商品名に辛口) | 33% | 41% |
| やや辛口(+1.5〜+3.4) | 25% | 26% |
| 中口(-1.4〜+1.4) | 25% | 19% |
| やや甘口(-3.4〜-1.5) | 9% | 5% |
| 甘口(-3.5 以下か商品名に甘口) | 7% | 8% |
| 日本酒度の平均(日本酒度の書かれた商品) | +1.7 | +2.1 |
| すっきり | 26% | 34% |
| 華やか・フルーティ | 50% | 41% |
| コクがある | 26% | 26% |
| 旨みがある | 36% | 37% |
「淡麗」は味の濃さが軽いこと、「辛口」は甘みが少ないこと(日本酒度が高いほど辛口)。両方そろうのが「淡麗辛口」です。甘辛は商品名の表記か商品説明の日本酒度、味わいは各ショップの商品説明で平均より多く使われる語から機械的に付けた印で、印の付いた商品の中での割合です(甘辛 220 種、味わい 214 種)。県の傾向より蔵ごとの個性のほうが大きいので、目安として(印の付け方)。
特定名称ごとの価格 在庫のある 720ml の商品の最安値。全国と比べて
| 特定名称 | 商品 | 最安値の中央値 | いちばん安い | 全国の中央値 |
|---|---|---|---|---|
| 純米大吟醸 | 48 種 | ¥3,480 | ¥1,683 | ¥3,300 |
| 大吟醸 | 26 種 | ¥3,619 | ¥1,498 | ¥3,999 |
| 純米吟醸 | 66 種 | ¥1,986 | ¥1,375 | ¥1,980 |
| 吟醸 | 7 種 | ¥1,799 | ¥1,419 | ¥1,694 |
| 特別純米 | 21 種 | ¥1,760 | ¥1,181 | ¥1,760 |
| 純米 | 65 種 | ¥1,700 | ¥1,131 | ¥1,650 |
| 本醸造 | 16 種 | ¥1,265 | ¥964 | ¥1,300 |
| 普通酒 | 4 種 | ¥990 | ¥900 | ¥1,133 |
商品ごとに、楽天市場・Yahoo!ショッピングの 720ml の出品でいちばん安い価格をとり、その中央値です。在庫のある 720ml の商品が 3 種以上ある特定名称だけ。高い限定品が多い県は中央値も上がります(特定名称の違い · 集計の方法)。
在庫のある商品 341 種
| 商品 | 蔵元 | 特定名称 | 最安値(720ml) | 出品 |
|---|---|---|---|---|
| 七田 夏純 | 天山酒造 | 純米 やや辛口(日本酒度 +2) 旨みがある すっきり | ¥1,980 | 7 |
| 天吹 純米大吟醸 バナナ酵母 | 天吹酒造 | 純米大吟醸 やや甘口(日本酒度 -2.5) フルーティ | ¥2,130 | 7 |
| 独楽蔵 悠五年 純米古酒 | 杜の蔵 | 純米 辛口(日本酒度 +5) 熟成 旨みがある | ¥2,200 | 7 |
| 光栄菊 幾望 | 光栄菊酒造 | 純米 | ¥2,200 | 7 |
| 光栄菊 月下無頼 | 光栄菊酒造 | 純米 | ¥2,200 | 7 |
| 倉光 特別純米酒 双樹 | 倉光酒造 | 特別純米 | ¥2,200 | 7 |
| 角の井 純米吟醸 | 井上酒造 | 純米吟醸 旨みがある すっきり | ¥2,850 | 7 |
| 東一 純米吟醸樽貯蔵酒 | 五町田酒造 | 純米吟醸 やや甘口(日本酒度 -1.5) | ¥3,300 | 7 |
| 比良松 挑 純米大吟醸 | 篠崎 | 純米大吟醸 華やか フルーティ | ¥3,600 | 7 |
| 鍋島 純米大吟醸 愛山 | 富久千代酒造 | 純米大吟醸 | ¥4,400 | 7 |
| 繁桝 大吟醸 しずく搾り | 高橋商店 | 大吟醸 やや辛口(日本酒度 +3) 華やか | ¥5,500 | 7 |
| 角の井 純米大吟醸 | 井上酒造 | 純米大吟醸 フルーティ 旨みがある | ¥5,600 | 7 |
| 和香牡丹 本醸造 | 三和酒類 | 本醸造 やや辛口(日本酒度 +2) フルーティ コクがある | ¥979 | 6 |
| 千羽鶴 純米酒 一粒万倍 | 佐藤酒造 | 純米 コクがある | ¥1,131 | 6 |
| 喜多屋 純米吟醸 八峰 | 喜多屋 | 純米吟醸 やや辛口(日本酒度 +2) | ¥1,375 | 6 |
| 天山 特別純米酒 | 天山酒造 | 特別純米 やや辛口(日本酒度 +2) 旨みがある | ¥1,430 | 6 |
| 山の壽 純米 辛口 | 山の壽酒造 | 純米 辛口(商品名の表記) すっきり | ¥1,496 | 6 |
| 独楽蔵 然 純米酒 | 杜の蔵 | 純米 やや辛口(日本酒度 +2) すっきり | ¥1,540 | 6 |
| 瑞鷹 菜々 純米 | 瑞鷹 | 純米 やや辛口(日本酒度 +2) すっきり | ¥1,628 | 6 |
| 古伊万里 前 inicio(イニシオ) | 古伊万里酒造 | フルーティ 華やか | ¥1,650 | 6 |
都道府県
蔵元 57 軒
| 蔵元 | 所在地 | 創業 | 在庫の商品 | 最安値(720ml) | 出品 |
|---|---|---|---|---|---|
| みいの寿Miino Kotobuki | 大刀洗町 | 1922 年 | 4 | ¥1,733 | 49 |
| 千徳酒造Sentoku Shuzo Co., Ltd. | 延岡市 | 1903 年 | 6 | ¥1,349 | 48 |
| 亀萬酒造Kameman Shuzo | 津奈木町 | 1916 年 | 5 | ¥990 | 42 |
| 光武酒造場Mitsutake Shuzojo | 鹿島市 | 1688 年 | 6 | ¥1,650 | 41 |
| 光栄菊酒造Koeigiku Shuzo | 小城市 | 2019 年 | 6 | ¥1,980 | 40 |
| 井上酒造Inoue Shuzo | 日田市 | 1804 年 | 4 | ¥2,850 | 40 |
| 杜の蔵Morinokura | 久留米市 | 1898 年 | 5 | ¥1,540 | 38 |
| 基山商店Kiyama Shoten | 基山町 | 1920 年 | 4 | ¥1,485 | 37 |
| 東鶴酒造Azumatsuru Shuzo | 多久市 | 1830 年 | 5 | ¥1,870 | 34 |
| 寒北斗酒造Kanhokuto Shuzo | 嘉麻市 | 1729 年 | 5 | ¥1,300 | 30 |
| 老松酒造Oimatsu Shuzo Co., Ltd. | 日田市 | 1789 年 | 3 | ¥1,181 | 30 |
| 三和酒類Sanwa Shurui Co., Ltd. | 宇佐市 | 1958 年 | 3 | ¥979 | 30 |
| 梅ヶ枝酒造Umegae Shuzo | 佐世保市 | 1787 年 | 4 | ¥1,210 | 29 |
| 池亀酒造Ikekame Shuzo | 久留米市 | 1875 年 | 3 | ¥1,650 | 25 |
| 若竹屋酒造場Wakatakeya Shuzojo | 久留米市 | 1699 年 | 1 | — | 24 |
| 西酒造Nishi Shuzo | 日置市 | 1845 年 | 3 | ¥2,442 | 24 |
| 旭菊酒造Asahikiku Shuzo | 久留米市 | 1900 年 | 3 | ¥1,430 | 22 |
| 小松酒造場Komatsu Shuzojo | 宇佐市 | 1868 年 | 3 | ¥3,480 | 18 |
| 通潤酒造Tuzyun Shuzo | 山都町 | 1770 年 | 2 | ¥1,540 | 17 |
| 杵の川Kinokawa | 諫早市 | 1839 年 | 3 | ¥1,485 | 16 |
水と米
九州北部の佐賀県は、背振山地や多良岳を水源とする伏流水に恵まれ、筑後川や嘉瀬川が運ぶ土砂が広大な佐賀平野を形成し、古くから九州有数の穀倉地帯として米づくりを支えてきました。年間を通じて温暖な気候の中、豊富な水資源が細部まで行き渡る水田で育つ良質な米が、清酒の原料となっています。隣接する福岡県も、筑後川・矢部川・遠賀川といった一級河川が筑紫山地から清冽な軟水・中軟水をもたらし、冬は降雪が少なく乾燥した気候が、麹菌が米の内部まで入り込みやすい環境をつくります。一方、九州南部や沖縄では焼酎・泡盛づくりが盛んで、清酒蔵は北部に比べて少数派です。同じ九州・沖縄でも、水と気候、そして酒文化の重心が地域によって大きく異なります。
酒質の傾向
九州・沖縄で造られる清酒は、総じて米の旨味をふくよかに感じさせる芳醇な酒質が目立ちます。佐賀(天山酒造)の酒は口当たりがまろやかで、米由来の甘味が口の中いっぱいに広がる旨口の味わいが特徴で、吟醸酒や純米酒では香りの余韻が芳醇な香味と調和し、甘味の広がりのあとに確かな旨みを感じさせます。福岡(山口酒造場・喜多屋)の酒は香り高く、旨味に富みながらも余韻はきれいで、もつ鍋や明太子といった甘辛い郷土料理と一体になじみます。熊本(熊本県酒造研究所)・大分(萱島酒造)もそれぞれの土地に根ざした酒質を育んでいます。いずれも味の濃い料理を受け止める力があり、食中酒として九州の食文化とともに育ってきた酒質です。